【転職】AWS Japan技術職面接前の事前課題について




はじめに

ふとしたきっかけで、AWS Japanの技術職(テクニカルアカウントマネージャー : TAM)

の転職選考を受けることになりました。

AWSJapanの技術職では、

書類選考と一次面接の間に「課題」なるものが存在します。

この課題をもとに、面接で技術力に対する質問がなされます。

ここでは、実際に選考を受けたわたしが、どんな問題を出されたのか

解説していきます。

課題の全体像

出された課題ですが、大きく分けて3つに分けられます。

設問

・技術的な設問

・英語の設問

・アンケート

注意事項として、

Web上のリソース、書籍、辞書等は自由に活用してOKです!!

ただし、他の人に相談することのみ禁止されています。

何調べてもいいけど自分の力で全てやれよ、というメッセージですね。

制限時間も特に設けていないらしいです。

が、目安として、

技術的な設問:60分

英語の設問:30分

アンケート:10分

程度を目安にして質・量のバランスを取ってください、との条件がありました。

書き足りなさすぎず、書きすぎるなということですね。

設問1 : 技術的な設問

こちらは大問AとBで2問構成になっています。

【大問A】

Aグループに設問が4個あるので、好きなの一個選んで日本語で回答してね

という形式でした。

以下が問題です。

A1 : 企業内ネットワークに有線接続されたクライアントPCに関して、「ローカルネットワークの他のホストにPINGを実行すると正常な応答が返ってくるものの、インターネット上のあるWebサイト『www.example.com』へアクセスすることができない」という報告を受けたとします。考えられる事象を複数示し、それぞれの事象についてトラブルシュートのプロセスを具体的に説明せよ。

 

A2 : セキュアなWebサイトにアクセスした際に、ブラウザ上で証明書に関するエラーが表示されたとします。「ブラウザ上に表示されるエラーの概要」と「エラーの原因となる技術的要因」の組を1パターンとし、合計3パターン以上証明書の内容やその検証のプロセスを踏まえて説明せよ。

 

A3 : クエリパラメータや認証を伴わないシンプルなHTTP GETリクエストについて、利用シーンや、プロトコル的な通信の開始・終了手続き、通信に含まれる内容、応用的な用途について言及しながら、概略を説明せよ。

A4 : ローカルディスク上にある静的コンテンツのみをホストしている単一のWebサーバーからの応答が突然遅くなりました。この問題をトラブルシュートするためのプロセスを、なるべく多くの考えられる問題例をあげて説明せよ。

というものです。

分からなかったらググりましょう(^_-)-☆

どの問題も「Webサイト」が関わっていました、

サーバに焦点を当てたもの、証明書、

プロトコル的な通信の開始終了、など、ネットワークに関する知識を問われる問題でした。

【大問B】

こちらもBグループにいくつかある問題の中から一問選んで回答するパターンです。

Bグループ5問全て記載しておきます。

ご参考になれば。

B1 : 3層アプリケーションでデータベースクエリのいパフォーマンスを改善する方法について、最低9パターン以上、問題とそれに対する解決策をあげて説明せよ。

 

B2 : 複数台のサーバーで構成される、典型的な3層アーキテクチャの上で稼働するWebサービスにて突如遅延が発生するようになりました。現時点ではリクエストに対してのレスポンスとして、高遅延ながら正常な結果が返る場合と、HTTP500エラーの場合が混在しています。問題の発生源を突き止めるための手順を具体的に説明せよ。なお、リカバリ方法まで記述する必要はありません。

  

B3 : ある顧客が2つのデータセンターにそれぞれサーバーを保有しています。これらの異なるデータセンターにあるサーバー間をセキュアに接続するためにはどのような手段があるか、なるべく多くの方法を列挙し、それぞれについて特徴を説明せよ。

 

B4 : WindowsもしくはLinuxのサーバーをよりセキュアに構成するためにはどのような手段が考えられるか、なるべく具体的に説明せよ。ただし、クラウド上でお客様が利用するケースを想定し、物理的なセキュリティは対象外。

 

B5 : WindowsやLinuxのコンピューター上で、”nslookup amazon.com” を実行した後に行われる一連の通信内容(接続先、交換される情報など)を、順を追ってできるだけ詳細に説明。(DNSサーバー間で行われる通信も含めて)

 

設問2 : 英語の設問

続いて英語の設問です。

こちらも技術的な設問と同様、2問で構成されています。

技術的な設問と異なるところは、問題AとBに繋がりがあるところですかね。

Amazon米国本社から英語で来たメールを読み、取引先の日本企業へ上手く翻訳して伝えてね

みたいな内容です。

特に特段難しいことはないと思います。

分からなかったらGoogle翻訳に突っ込みましょう!!!

問題Bは問題Aで日本企業へ送ったメールに返信がきました。

その返信内容をまとめて、Amazon米国本社へ英語でメールを作成してください。

といった内容になります。

こちらも特段昔いことはないと思います。

大学受験レベルの英語ができれば問題なく進めると思います。

 

設問3 : アンケート

最後にアンケートという名の業務経験を聞いてくる設問があります。

 設問は以下です。

あなたが得意とする分野において、これまでに解決してきた問題の中で、もっとも技術的に難しかったものを説明せよ。

今までの業務を思い返し、高度な技術力が必要であると感じた場面があれば

どんどんアピールしていきましょう。

まとめ

AWSJapanの技術職面接前に行われる事前課題についての解説でした。

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